from ぎんてつ

東日本大震災から10年に寄せて

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今日はテレビも新聞も「震災から10年」の日々を伝えています。
復興が進んでいるように見えて、癒えることのない悲しみを抱いて生きる方々の姿には本当に胸が痛みます。
弊社社長も、昨年、最愛の娘を亡くすという大きな悲しみに見舞われました。
それでも前に進もうと努めていますが、かけがえのない存在を失った人にとって、その後の人生を生きることはそんなに簡単なことではないはずです。

震災直後、社長はじめ銀河鉄道の運転士たちは、多くの被災地をバスで訪れました。
気仙沼、石巻、浪江…実際に現地に足を踏み入れると、報道で見聞した様子とは大きく異なることに衝撃を受けました。
たとえば石巻です。
5月のゴールデン・ウィークに訪れたとき、震災から2カ月が経とうとしているのに、現地の方々はまだ白いお米を食べられないままでした。
大切な人や故郷を失ったうえに、食べるものも、住むところも満足にない。
その方たちの苦悩を前に、私たちはただそこにいて、ガレキの山を片付けることしかできませんでした。
ニュースでは「復興が進んでいる」「支援物資が届いている」と報道されていたのに、実際は時が止まったままだったのです。

それをきっかけに、「この惨禍を若者に肌で感じて欲しい」と思い立ちました。
そこからのべ2000人の学生ボランティアを無償で被災地に運び、現地で一緒に活動しました。
この中から一人でもいい、坂本龍馬のように未来の日本を背負って立つ若者が出てくれれば、と願ってのことです。
鼻をつくような悪臭の中、崩れた家屋から汚泥をかき出す。家族の思い出につながるようなもの、たとえば写真があれば、乾かして泥をはらう。
それを繰り返し、でも繰り返したところで、家も家族の生活も元には戻らない―。
皆、心が折れそうになりながら、黙々と作業を続けました。
その彼らも今は30歳前後となり、それぞれの職場で活躍しています。
「あの体験をした彼らなら、これからもずっと被災された方々の心に寄り添うだろう」
そう思うと少しだけ心が救われます。

数日前、現地で一緒にボランティア活動をした地元の方が弊社を訪れました。
「昨年、銀河鉄道が“無料通勤バス”を運行してくれてとても助かった。今は大変でしょうけど、がんばってください」
そう言って寄付をしてくださいました。
コロナ以降、弊社は東北を含めた全国の皆様からたくさんのご支援、応援をいただいています。
誰もが大変な中、本当にありがたく、人の心の温かさが身に沁みます。
できれば私たちが感じた温かさを何十倍にもして、大変な状況にある方や、東北の方々にお返ししていきたいと思っています。

この10年、コロナを含め、いくつもの災害がありました。
困難に直面する方々の心と暮らしが早く回復されるよう、心からお祈り致します。

最後になりましたが、3.11のときも、コロナ禍の今も、危険を顧みず任務に当たる医療従事者の皆様に心から感謝致します。

銀河鉄道株式会社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

銀河鉄道株式会社は貸切バス事業者安全性評価認定制度の認定を受けています。
貸切バス(安全装備を完備した新型車両)
季刊 ぎんてつ

銀河鉄道バス公式Twitter

銀河鉄道バス公式Facebook

銀河鉄道株式会社

■太陽系地球営業所
〒189-0003 東京都東村山市久米川町3-22-1
TEL:042-398-0006
FAX:042-398-0009

■ぎんてつ旅行センター
〒189-0003 東京都東村山市久米川町3-22-1
TEL:042-398-0088
FAX:042-398-0009
※営業時間9:00~20:00

ページ上部へ戻る