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「バスは安全な乗り物」と思っていただけるように

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先日、“ぎんてつNews”で「安全管理体制強化への新たな誓い」を発表したところ、フェイスブックでたくさんの「いいね」をいただきました。

それだけバス会社のコンプライアンスへの関心が高まっているのでしょう。

2歳の頃からバスが大好きだった私としては、「バスは安全で楽しい乗り物」と思っていただけるよう、運転士として、事業者として、品質の向上に今まで以上に取り組んでいきたいと思っています。

 

そもそもバスの運転はとても奥が深いものです。

大型二種免許は今でこそ教習所で取得できますが、かつては運転免許試験場で受験するもので、プロのトラックドライバーでも、10回受けてようやく合格できるかどうかというくらい難しい試験でした。

 

その試験に、私は大学生の時、一発合格しました。

以来30年以上大型観光バスを運転していますが、いまだに研究の連続です。

そしてことあるごとに、試験に合格したとき、試験官に別室に呼ばれて言われた言葉を思い出します。

 

「君の運転技量は満点だから合格には違いないけれど、社会経験のない若者には本当は免許を交付したくない。大型二種というのは大勢の人の命を預かるものだから、不注意や不手際で万が一のことが起きても、ごめんなさいでは済まないのだ。そのことを肝に銘じて、社会的責任を持って運転するように。一発合格だからといって有頂天になって、調子にのらないように!」

 

今は車の性能が大幅に向上し、運転士に技術がなくてもバスはそれなりに走ってくれます。

しかし、プロならば、いつ発進し、いつギアチェンジを行い、いつ停止したのかわからないくらいなめらかに走り、お客様に車酔いをさせない。ケガをさせない。絶対に事故を起こさない。どのような道路状況や天候でもお客様を不安にさせない。常に不測の事態を予測し、万が一の事態に遭遇したときでも、車体をコントロールできる。そういう繊細で的確な運転をめざさないといけないと思います。

まさに職人です。

 

一昔前の運転士は「道路には魔物がいる」と言いました。

どんなに気をつけていても、いつ何が起こるかわからない。

だから自分の腕を過信するべからず、という謙虚な気持ちがそこにはあったように思います。

昔のバスの運転席は、ほぼ直角姿勢で座るようになっていました。

この運転姿勢であれば、たとえば高速道路上でタイヤがバーストするというような予期せぬ事態が起こったときでも、体全体でハンドルに覆いかぶさり、車体が車線から逸脱するのを防ぐことができます。

ところが、今のバスの運転席は、乗用車から乗り換えても違和感がないように作られ、まるで乗用車を運転するかのように、寝そべるような姿勢で運転席に座っている人が見受けられます。

これでは不測の事態に対応することができません。

プロの運転士ならば、運転姿勢ひとつとっても、常に「これでいいのだろうか」と探究する気持ちを持たなければならないと思います。

最近はバスの運転士も、接客、接遇サービスが重視されるようになりました。

それ自体はいいことだと思いますが、バス会社が提供するもっとも大切なサービスは、まず何をおいてもバスを安全、正確に運行することです。

そのことを忘れず、「道路には魔物がいる」という謙虚な気持ちで、全員で運転技術の向上に努めたいと思います。

 

それともう一つ、弊社がこだわっているのが、車掌、ガイド付きの運行です。

かつてバスは、車掌、ガイドを乗務させるのが当たり前でした。

それが今ではコストの安さが重視され、お客様が「ワンマン運行でも法令違反ではないのなら、わざわざコストをかけて車掌やガイドを乗せなくても…」とおっしゃるケースが非常に増えました。

観光バスも今はワンマン運行が一般的です。

観光バスを運転していると、お客様から「DVDかけて」「カラオケの使い方教えて」「トイレに行きたいから停まって」と、さまざまなご要望が出されます。

そうしたご要望に、運転しながら、一人で対応しなければなりません。

それに加えて、安全確認や時間通りの運行を一人で担うのですから、運転士の負担は心身両面で相当なものです。

そこで弊社では、道路事情などに応じて、お客様からのご要望がなくても、車掌を乗務させています。

その費用は弊社持ちです。

経営的には決して楽なことではありませんが、安全には代えられません。

サービスエリア等での休憩時も、車掌やガイドがいれば、お客様を安全に誘導することができます。

ぜひ国にも、車掌、ガイド付きの運行を推奨していただき、お客様がその必要性を納得できるよう、啓蒙していただきたいものです。

 

先日、独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)の安全評価員の方と打ち合わせをしました。

NASVAは、運行管理者等指導講習や運転者の適性診断を実施している、国土交通省所轄の組織です。

このたび、同機構が実施する「運輸安全マネジメント評価」を受けることにし、その事前説明を受けたのです。

評価では、国土交通省と同等の基準で、弊社の安全マネジメント体制を厳しくチェックしていただきます。

プロの方々の厳しい評価、指導を受けることで、安全マネジメント体制全体の強化につなげたいと思っています。

 

安全のためには、お客様のご協力も欠かせません。

お客様におかれましては、バスにご乗車の際はシートベルトを着用すること、走行中は席を立ったり歩いたりしないことなどをお守りくださるよう、切にお願い申し上げます。

 

独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)との打ち合わせの様子

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